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ブセファランドラ水上栽培の冬の管理|ケースの中を20〜26℃に保つ保温と、冬に気をつける3つのこと

2026年10月28日

Buce Lab 水葉園

ブセファランドラ(水草)の育成に夢中なアクアリスト。初心者がつまずきやすい育て方・機材選び・トラブル解決を、実体験ベースでまとめています。

結論から書きます。水上(鉢植え)のブセファランドラは、冬も20〜26℃を保つのが目安です。Buce Lab では6畳の1室で、常時200株以上をこの範囲で管理しています。冬にまずやることは、ケースの中の最低温度を測ること。足りなければ保温を足しますが、そのときは温度を設定できる器具を選び、26℃を超えないようにします。温めすぎると、今度はピシウム菌が出やすくなるからです。

こんなお悩みありませんか?

  • 水上で育てているブセファランドラを、冬にどう保温すればいいか分からない
  • 部屋は暖房をつけているが、夜のケースの中が何℃になっているか分からない
  • 園芸用のヒーターマットや爬虫類用のパネルヒーターを使っていいのか迷っている

結論:冬も20〜26℃。測ってから足す

やることポイント
目標の温度20〜26℃。Buce Lab の管理温度もこの範囲
最初にやること最高・最低を記録できる温度計をケースの中に置き、夜〜明け方の最低温度を見る
保温を足すとき温度を設定できる器具を選ぶ。表面が熱くなるだけのものは上がりすぎに注意
上げすぎない高いとピシウム菌が出やすい。Buce Lab はピシウムを避けたい時期は25℃までに抑える
間隔を空けないこと1日1回の霧吹き(換気を兼ねる)と水通し。間隔が空くとピシウムが出やすい
温度・霧吹き・水通しは Buce Lab の栽培記録(水上栽培5年・常時200株以上を管理)。

なぜ冬は保温が必要なのか

ブセファランドラの自生地は、ボルネオ島の熱帯の低地です。多くは標高200m以下の川沿いで見つかっています(ブセファランドラ完全ガイド)。水槽で育てる場合の水温の目安も20〜26℃とされていて(ヒーターの記事)、Buce Lab の水上の管理温度も同じ範囲です。

日本の住宅では、暖房を切った夜や明け方に、室温が15℃前後まで下がることは珍しくありません。昼に暖房の効いた部屋で見て「暖かい」と感じても、いちばん冷えるのは誰も見ていない明け方です。冬の管理は、この最低温度を知るところから始まります。

まず、ケースの中の最低温度を測る

最高・最低を記録できる温度計を、部屋ではなくケースの中に入れておきます。1日たってから記録を見れば、昼にライトで何℃まで上がり、夜に何℃まで下がったかが分かります(環境づくりの記事)。

  • 最低が20℃以上なら:いまの置き場所のままで大丈夫です。保温器具を足す必要はありません
  • 最低が20℃を下回るなら:保温を足します。次の節を見てください
  • 最高が26℃を超えているなら:冬でも、ライトが近すぎたり、窓からの日差しが当たっていたりすることがあります。ライトの距離はライトの記事に

保温を足すときの選び方

部屋ごと温める

Buce Lab は、6畳の1室を栽培部屋にして、20〜26℃に保っています。株が多いなら、部屋ごと温度を保つほうが、ケースごとに器具を足すより管理がまとまります。ただし、エアコンの風が直接ケースに当たる場所は避けてください。

ケースの下に、温度を設定できるヒーターマットを敷く

ケースが1〜2個なら、園芸用のヒーターマットをケースの下に敷く方法があります。選ぶときは温度を設定できるものにしてください。例えば、ある育苗用マットの商品ページには「表面温度 30〜40℃(室温20℃時)」と書かれています。マットの表面がこの温度になるなら、条件によってはケースの中が26℃を超えることも考えられます。

鉢を直接マットにのせると、鉢の中だけが熱くなりやすいと考えられます。ケースの下に敷き、ケースの中に置いた温度計で確かめるのが無難です(この置き方は一般的な考え方で、Buce Lab で比べたものではありません)。

爬虫類用のパネルヒーターは、表示を確認してから

爬虫類用のパネルヒーターには、メーカーが用途を限定しているものがあります。例えば、ある定番品の商品ページには「爬虫類・両生類・小動物専用」「水や霧のかかる場所では使用できない」と書かれています。水上のケースは毎日霧吹きをする場所なので、植物向け・防水と書かれた製品を選ぶほうが安心です。

冬に気をつける3つのこと

① 温めすぎない

Buce Lab では、温度が高いときにピシウム菌が出やすいと感じていて、ピシウムを避けたい時期は25℃までに抑えています。米国ユタ州立大学の資料では、ピシウムには20〜25℃で感染する種類と、25〜30℃で感染する種類があるとされています(ピシウム菌対策の記事)。寒いからと保温を強くしすぎると、冬でもこの範囲に入ってしまいます。

② 霧吹きと水通しを減らさない

Buce Lab でピシウムが出やすかった条件のひとつが、霧吹きの間隔が空いたときです。1日1回のところを、1日飛ばす日が増えたときに出やすくなりました。Buce Lab の基本は、1日1回の霧吹き(フタを開けるので換気も兼ねる)と毎日の水通しです。寒い時期は手入れが面倒になりがちですが、この間隔を空けないようにしてください。水通しのやり方はピシウム菌対策の記事にまとめています。

③ 冬に株を買うときは、届くまでの温度も見る

冬に通販やフリマで株を買うと、輸送中に温度が大きく下がることがあります。寒い時期に買うときは、出品者やショップが保温をしてくれるかを事前に確認しておくと安心です(フリマで買うときの記事)。届いた株は弱りやすい状態なので、ケースに入れたあとは特に温度と霧吹きを丁寧に見ます。

冬の管理に使う道具

HATUSOKU デジタル温湿度計 ON03|ケースの中の最低温度を見る

約1,000円(HATUSOKU 楽天市場店)。レビュー57件で★4.44。最高・最低の温度と湿度を記録できる、手のひらサイズの温湿度計です。ケースの中に入れておくと、明け方に何℃まで下がったかが分かります。湿度の表示範囲は商品ページの記載で25〜85%なので、密閉したケースでは主に温度を見るために使います。

→ HATUSOKU デジタル温湿度計 ON03 を楽天市場で見る

BRIM ヒートマット 60W|温度を設定できる防水の園芸用マット

約3,910円(BRIM植物育成ライト、10月28日時点)。レビュー138件で★4.79。商品名に「デジタル表示・温度調整・IP67 防水」とある室内園芸用のヒーターマットで、サイズは33×53cm と 40×40cm の2種類です。ケースの大きさに合うほうを選び、ケースの下に敷いて使います。設定した温度とケースの中の温度は同じにならないので、上の温度計と組み合わせて確かめてください。

→ BRIM ヒートマット 60W を楽天市場で見る

よくある質問

保温なしで冬を越せますか

ケースの中の最低温度が20℃以上を保てる部屋なら、器具を足さなくても大丈夫です。このサイトでは、Buce Lab の管理温度に合わせて20℃以上を目安にしています。何℃まで耐えられるかを確かめた資料は見つけられなかったので、まずは温度計で実際の温度を見てください。

まとめ

  • 水上のブセファランドラは、冬も20〜26℃が目安
  • まずケースの中の最低温度を、最高・最低を記録できる温度計で測る
  • 保温を足すなら温度を設定できる植物向け・防水の器具。爬虫類用は表示を確認する
  • 温めすぎるとピシウム菌が出やすい。Buce Lab はピシウムを避けたい時期は25℃まで
  • 寒い時期も霧吹きと水通しの間隔を空けない

次に読むなら

→ ブセファランドラ水上栽培のピシウム菌対策|出やすい条件と予防・出たときの対処(Buce Labの栽培記録)
冬に霧吹きの間隔が空くと出やすいピシウム菌の、予防と出たときの対処です。

あわせて読みたい

→ ブセファランドラ水上栽培の環境づくり|温度・ケース・換気(Buce Labの管理)

→ ブセファランドラ水上栽培のピシウム菌対策|出やすい条件と予防・出たときの対処(Buce Labの栽培記録)

出典:管理温度(20〜26℃・ピシウムを避けたい時期は25℃まで)、栽培部屋(6畳1室)、霧吹きと水通し、ピシウムが出やすかった条件は Buce Lab の栽培記録(水上栽培5年・常時200株以上を管理)。自生地の標高、水温の目安、ピシウムの感染温度(米国ユタ州立大学の資料)は当サイトの各記事(出典は各記事に記載)。ヒーターマットとパネルヒーターの表面温度・用途の記述は、楽天市場の各商品ページの記載(2026年10月28日確認)。商品の価格は変動します。

  • この記事を書いた人

Buce Lab 水葉園

ブセファランドラ(水草)の育成に夢中なアクアリスト。初心者がつまずきやすい育て方・機材選び・トラブル解決を、実体験ベースでまとめています。

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